2001年、食品業界に激震が走りました。
あの最大手メーカー、雪印の集団食中毒事件です。
これによって、雪印は事実上の解体を余儀なくされました。
そして、その余波は冷凍食品業界にも及びます。
雪印が経営悪化を理由に、冷凍食品部門を分社化したのです。
その際に生まれたのが、「雪印冷凍食品株式会社」でした。
ですが、「雪印のイメージを変えたい」という声が多く、その結果、翌年2002年には「株式会社アクリフーズ」が誕生しました。
しかし、このアクリフーズも決して良好な状況ではなく、翌2003年には当時のニチロ(現マルハニチロ食品)に吸収合併されました。
連結子会社となったアクリフーズですが、そのブランド名は残り、現在に到ります。
このように、沿革だけを見るとあまり芳しくない会社のように思われるアクリフーズですが、実際には数多くの冷凍食品を販売している大手メーカーのひとつです。
実際、冷凍食品売り場には、たくさんのアクリフーズの商品が陳列されています。
冷凍食品の技術の進歩をいち早く取り入れ、品質の向上に努めた結果、過去の悪しきイメージは払拭され、現在はシェアも安定している状態になっています。
アクリフーズの特徴は、ピザやグラタンといった洋食系の強さです。
雪印時代のノウハウが活かされており、乳製品関連の食品には高い人気が集まっています。
チーズ、ホワイトソースなどの食材を使った商品の品質の高さは天下一品です。
長期に亘って食品業界をリードしてきた雪印の歴史は、アクリフーズの中で生き続けているのです。