マルハニチロ食品の冷凍食品の特徴はその種類の豊富さで、非常に多くの商品が販売されています。
特にそれが目立つのは、「おべんとう」部門です。
数多くのおかず、それもおべんとうに入る小さなサイズの冷凍食品が、店頭に多く並んでいます。
この中でも特に高い人気を集めているのは、「北海柱&タルタルソース」「いか天ぷら」「白身魚タルタルソース」などの水産加工食品を使用した商品です。
また、ちくわ関連の食品も非常に高い支持を集めています。
「ちくわ磯辺揚げ」「明太ちくわ磯辺揚げ」等の商品は、かなりのロングセラーを記録中です。
「牛カルビマヨネーズ」「牛カルビ&ナムル」などの牛肉商品も、若い世代を中心に支持されています。
マルハニチロの他の特徴には、いち早く流行の食材を取り入れるという点も挙げられます。
それを象徴する商品が「特製具入りラー油がうまい!ザーサイ炒飯」です。
一世を風靡した「食べるラー油」の要素を取り入れた炒飯ですね。
このような時代を象徴するメニューも、マルハニチロならではといえます。
「おそうざい」のジャンルで高い人気を集めているのは、シンプル&低価格路線の「男爵コロッケ」シリーズや「ミニハンバーグ」、あるいは「えびグラタン」や「コーングラタン」等のグラタン類です。
これらの他にも、「塩ゆでえだまめ」に代表される、とてもわかりやすい冷凍食品が人気を博しており、これもマルハニチロの特徴のひとつとなっています。
現在、冷凍食品部門で高いシェアを誇っているマルハニチロ食品ですが、元々は「日魯漁業株式会社」という社名で1914年に設立された会社でした。
当時は、日本で初めて衛生缶を使用している缶詰会社として稼動しており、長らく缶詰の分野において、有名な会社として親しまれていました。
その後、1990年に会社名を「株式会社ニチロ」と変更。
冷凍食品部門にも力を入れ、こちらでも名が通る存在となっていました。
そんな中、2007年に水産加工食品業界でトップシェアを誇っていたマルハと経営統合し、翌2008年には「株式会社マルハニチロ」に社名を変更し、それまでの双方の会社のノウハウを活かしつつ、新たなブランド色を目指し、現在に至ります。
元々、水産加工食品、特に缶詰食品やソーセージ部門で高い人気を集めていたメーカーでしたが、近年、特にマルハニチロになってからは、冷凍食品にかなり力を注いでいます。
特に、水産加工食品の冷凍食品では、そのノウハウを活かして高い質の商品を開発、販売しています。
また、練り物系の強さも際立っており、その技術も活かされているようです。
二つの会社が統合した場合、当然のことですが、各部門における見直し、再編成といったものが行われます。
その中にあって、マルハニチロが冷凍食品部門に力を注いだのは、冷凍食品という分野が近年かなり魅力的な市場になっていることの表れといえるでしょう。
そういう意味では、冷凍食品の勢いをそのまま形にしたような会社、といえるのかもしれません。
アクリフーズの冷凍食品で人気の商品といえば、やはりピザやグラタンが中心となってきます。
まずピザですが、「ミックスピザ 3枚入り」「レンジミックスピザ 2枚入り」「耳までチーズピザ マルゲリータ」「耳までカレーピザ」「イタリアンソーセージと5種のチーズピザ」といった商品が販売されています。
この中でも特に有名なのは、「ミックスピザ」です。
冷凍食品コーナーのピザをのぞくと、必ずこの商品があります。
冷凍食品のピザというと、以前は食感がねっとりしている、チーズの風味が好ましくない、という先入観が強かったのですが、アクリフーズの「ミックスピザ」に関しては全くそういうことがなく、普通のピザと同じ食感、あるいはそれ以上の味を楽しめます。
グラタン、ドリアに関しては、「焼えびドリア 2個入り」「えびとペンネのグラタン 2個入り/1個入り」「えびとチーズのドリア 2個入り/1個入り 」「スパゲティグラタン ナポリタン」「ラザニア 2個入り」「ミラノ風ドリア 2個入り」という商品があり、いずれも高い人気を誇っています。
その中でも特に、「ミラノ風ドリア」に関しては、近年のファミリーレストランでの人気が反映され、特筆すべき人気を誇っています。
お弁当のおかずに関しても、やはり乳製品関連に力が入れられています。
「コーンクリームコロッケ」「カニクリームコロッケ」「チーズハムカツ」など、乳製品を前面に出した商品が多く、幅広い世代の間で人気を博しているようです。
2001年、食品業界に激震が走りました。
あの最大手メーカー、雪印の集団食中毒事件です。
これによって、雪印は事実上の解体を余儀なくされました。
そして、その余波は冷凍食品業界にも及びます。
雪印が経営悪化を理由に、冷凍食品部門を分社化したのです。
その際に生まれたのが、「雪印冷凍食品株式会社」でした。
ですが、「雪印のイメージを変えたい」という声が多く、その結果、翌年2002年には「株式会社アクリフーズ」が誕生しました。
しかし、このアクリフーズも決して良好な状況ではなく、翌2003年には当時のニチロ(現マルハニチロ食品)に吸収合併されました。
連結子会社となったアクリフーズですが、そのブランド名は残り、現在に到ります。
このように、沿革だけを見るとあまり芳しくない会社のように思われるアクリフーズですが、実際には数多くの冷凍食品を販売している大手メーカーのひとつです。
実際、冷凍食品売り場には、たくさんのアクリフーズの商品が陳列されています。
冷凍食品の技術の進歩をいち早く取り入れ、品質の向上に努めた結果、過去の悪しきイメージは払拭され、現在はシェアも安定している状態になっています。
アクリフーズの特徴は、ピザやグラタンといった洋食系の強さです。
雪印時代のノウハウが活かされており、乳製品関連の食品には高い人気が集まっています。
チーズ、ホワイトソースなどの食材を使った商品の品質の高さは天下一品です。
長期に亘って食品業界をリードしてきた雪印の歴史は、アクリフーズの中で生き続けているのです。
日清の冷凍食品部門には、「日清食品冷凍株式会社」と「日清食品チルド株式会社」の二つが存在しています。
ちなみに、冷凍食品とチルド食品の違いは、保存温度です。
冷凍食品はマイナス18度での保存が必須ですが、チルド食品はマイナス5?10度の間で保存します。
完全に凍結状態にするのが冷凍食品で、ある程度フレッシュ間を保って冷凍保存するのがチルド食品、ということになります。
そのため、厳密にいえばこの二つは別物であり、冷凍食品を扱っているのは「日清食品冷凍株式会社」だけです。
ただ、日清という名前がついている冷凍食品会社は、もうひとつあります。
それは「日清フーズ」です。
こちらは、日清製粉グループの中のひとつのブランドですね。
そのため、商品はパスタが中心となっています。
日清食品冷凍株式会社の代表的な商品は、基本的に日清食品のインスタントシリーズに準拠しています。
たとえば、「冷凍 日清のどん兵衛 讃岐風うどん」や「冷凍 日清のどん兵衛 鴨だしそば」など、どん兵衛ブランドを前面に出した冷凍うどんやそばがあります。
また、ラーメンでは「冷凍 日清のラーメン屋さん しょうゆ」「冷凍 日清のラーメン屋さん ちゃんぽん」といった、「日清のラーメン屋さん」が主力商品となっています。
パスタはSpa王ブランドで、「冷凍 日清スパ王 ミートソース」などのノーマルシリーズ、「冷凍 日清スパ王プレミアム なすとモッツァレラのミートソース」などのプレミアムシリーズがあります。
焼きそばは「冷凍 日清焼そば スパイシーソース」と「冷凍 日清焼そばDX 細切り肉とたっぷり野菜の太麺ソース焼そば」の2種です。
日本で最も有名な食品会社ともいえる、日清食品。
日清食品株式会社として1948年に設立されて以降、「チキンラーメン」をはじめ、「日清焼きそば」「出前一丁」などのヒット商品をリリースし、1971年には世界初、そして今も世界で最も食べられているインスタントラーメン「カップヌードル」を発売した、世界的な食品メーカーです。
その後も「焼きそばU.F.O.」「どん兵衛」などの大ヒット商品を次々に開発し、日本における即席めんの市場を何十年もリードする大企業としてその名を馳せてきました。
そんな日清食品ですが、2008年に「日清食品ホールディングス株式会社」という社名に変更し、元々の名前である日清食品株式会社をグループ会社として新設するという大きな変化を遂げました。
そして、この際に新会社として誕生したのが、「日清食品冷凍株式会社」と「日清食品チルド株式会社」です。
日本で最も有名な食品会社と言っても差し支えない日清食品ですが、そのイメージとしては、やはり圧倒的にインスタントラーメン色が強く、冷凍食品を取り扱っていることは意外と知られていないのが実状です。
実際には、「日清食品冷凍株式会社」と「日清食品チルド株式会社」が設立される前から冷凍部門はありましたが、この会社の設立で初めてそれを知ったという人も少なくないでしょう。
しかし、基本的には、過去から現在においてリリースしているインスタントラーメンの冷凍食品版を販売しているので、商品自体には馴染みのある物が多く、手に取りやすいという点が強みです。
ニッスイの代表的な人気商品といえば、水産加工食品が中心となってきます。
その中でも特に有名なのは「地球のごちそう えびシューマイ」でしょう。
シューマイは、冷凍食品において常に安定した人気を誇る食品です。
その要因には、冷凍食品であっても、通常の状態で売られている商品とほとんど品質が変わらないという点が挙げられます。
ただ、それは同時に冷凍技術の入り込む余地が少なく、「メーカー間の差が出にくい」という状況も生んでおり、なかなか特色が出しにくい商品ともいえます。
そんな中、ニッスイのシューマイは、味、風味という点で評価が高く、代表的な商品となっているのです。
水産加工食品以外の冷凍食品に目を向けると、麺類と米類で高い人気を集める商品があります。
麺類はかなり特徴的で、冷凍食品で一番人気の「うどん」は販売しておらず、ラーメン、五目湯麺、皿うどんなどを販売しています。
そして、そんな中でも最も高い人気を集めているのが「ちゃんぽん」です。
ニッスイの「わが家の麺自慢 ちゃんぽん」は、麺のモチモチ感、そして海鮮を中心とした具材12種類を入れたボリュームが特徴で、その品質は業界でもトップクラスです。
人気バラエティ番組「お願い!ランキングGOLD」で、40点満点のお墨付きをもらったことでも有名です。
一方、米類では「大きな大きな焼きおにぎり」が高い人気を集めており、長く売れ続けている商品としても紹介されています。
おにぎり類は冷凍食品の中でもかなり需要がありますが、特に焼きおにぎりは多くのメーカーが販売しており、その中でもニッスイの焼きおにぎりは高い評価を得ています。
日本の水産業界を常にリードしてきた「ニッスイ」こと日本水産。
その創業は、1911年と、今から100年以上前にまで遡ります。
以降、民間初となる水産研究機関の創立などを経て、1937年に「日本水産」という社名が使われるようになりました。
そして1942年、日本水産はひとつの分岐点を迎えます。
水産統制令という条例によって設立された帝国水産統制に、冷蔵部門を分離、譲渡することとなったのです。
実は、この帝国水産統制は、現在のニチレイに該当します。
元々、ニッスイとニチレイは同じ会社だったのです。
名前がちょっと似ているな、と思っていた人も多いでしょうが、実際にはニッスイから分離したのがニチレイなのです。
以降、日本水産は水産食品の加工を主に行っていましたが、加工食品の販売も行われ、現在においては冷凍食品もニッスイというブランドの下で販売しています。
ニッスイの冷凍食品の特徴は、水産加工食品が圧倒的に多いという点です。
えび、白身魚、かに、いか等を使った商品が多く、そして人気面でもそれらをメインとした商品が上位を占めています。
上記のような歴史がそのノウハウを生み出し、優れた商品を生み出したと考えて良いでしょう。
ただ、水産食品が強いからといって、他の部門が弱いかというとそうではありません。
ニッスイの冷凍食品は非常に種類が豊富で、かなり多くのおかず類が販売されており、お弁当に入れる食品としては申し分のないラインナップが揃っています。
まさに、冷凍食品のメリットが存分に発揮されているメーカーといえるでしょう。
2007年の事件発覚以降、大きくイメージダウンしてしまった「加ト吉(カトキチ)」ですが、それでも冷凍食品に関する人気の高さは根強く、全体の冷凍食品の中にあっても、未だ存在感を発揮しています。
現在は「テーブルマーク」という会社名になっているので、「加ト吉」の商品を探す場合は注意しましょう。
では、そんな旧「加ト吉」、現「テーブルマーク」の代表的な商品を紹介していきます。
まず、何と言っても「冷凍讃岐うどん」ですね。
加ト吉の代名詞的な商品であり、冷凍食品のうどん部門においてもトップクラスの人気を保持している超売れ筋商品です。
冷凍食品業界において、うどんのシェアと人気が高い要因は、この「冷凍讃岐うどん」にあると言っても何ら差し支えないでしょう。
それくらい、大きな影響力を持った商品です。
そんな「テーブルマーク」の讃岐うどんは、かなりの種類が販売されています。
「さぬきうどん5食」「さぬきうどん3食」をはじめ、「熟練の味さぬきうどん」「国際小麦さぬきうどん」といったラインナップとなっており、レンジで簡単に調理できるようになっています。
また、それ以外のうどんも「国産小麦稲庭風うどん」など、様々な種類が用意されています。
うどんのイメージが圧倒的に強い一方、「ぶっかけとろろそば」「蕎麦打ち職人」など、そばもかなりの種類が販売されています。
また、お弁当や冷凍米飯、あるいはたこ焼きやお好み焼きなど、冷凍食品の定番メニューもひと通り揃っています。
1956年に、加ト吉水産株式会社という名称で設立された加ト吉(カトキチ)。
当初より冷凍食品を取り扱っていたこの会社が一躍有名になったのは、冷凍讃岐うどんの製造、販売を開始した1970年代のことでした。
冷凍讃岐うどん販売にあたり、商号を「株式会社加ト吉」に変更し、より「加ト吉」という名称が前面に出る形になったこと、そして讃岐うどんの大ヒットにより、冷凍食品のうどんといえば「加ト吉」という構図が一気に浸透したのです。
讃岐うどんの大ヒットにより、加ト吉は、1980年代には東証1部、大証1部まで一気に駆け上がり、一流企業の仲間入りを果たしました。
そんな加ト吉ですが、現在に到るまで全てが順調だったわけではありません。
2007年に不適切な行為が発覚し、2008年には日本たばこ産業(JT)の完全子会社となる等、大きくつまずいてしまい、その影響で2010年からは商号が「テーブルマーク」に変更されることになってしまいました。
ただ、長年親しまれてきたな「加ト吉」という名称を完全に撤廃するのは得策ではないと判断された結果、その象徴ともいえる讃岐うどんをはじめ、冷凍面全般、及び「たこ焼き」や「お好み焼き」などの一部の商品にロゴを残す形が取られ、「加ト吉」の名前は依然として商品に記載されています。
とはいえ、ブランドのイメージが大幅に崩れたことは否定できず、今後はその信頼回復、名誉挽回に努めるものと思われます。
元々、冷凍食品だけではなく、様々な事業を展開していくという社風があり、それによる問題も少なからずあったものの、2009年以降は冷凍食品部門をはじめとした中核事業に集中すべく、それ以外の部門は整理を行い、スリム化を果たしています。
味の素冷凍食品の特徴は、各分野ごとにブランドを設け、より商品の住み分けをわかりやすくしている点です。
たとえば、プロが作るような味を再現している商品には、「洋食亭(R)」というブランドを設けています。
お弁当に入れるような商品には「お弁当」というブランドが割り当てられています。
これによって購入する側も、用途に応じた買い物がしやすくなります。
そんな味の素冷凍食品の人気商品を、各ブランド毎に見ていきましょう。
まず、スタンダードな「おかずなど」ブランド。
最も有名なのは、SMAPの香取慎吾さんをCMに起用した「ギョーザ」でしょう。
味の素冷凍食品は餃子にかなり力を入れており、「ギョーザ」以外にも、「焼いてもゆでても おいしいギョーザ」「おつまみギョーザ」等の商品が用意されています。
油を使わずに焼けるという点がセールスポイントですが、味のほうも非常に美味です。
また、この他にも、「やわらか若鶏から揚げ」「プリプリのエビシューマイ」等の人気が高く、特に「やわらか若鶏から揚げ」は、メーカー発足当時から、冷凍食品の唐揚部門で常にトップシェアを獲得しています。
「洋食亭(R)」は、ハンバーグ専門ブランドと言っても差し支えないでしょう。
本格的なハンバーグを楽しみたい人向けに「ジューシーハンバーグ」や「和風おろしハンバーグ」等が用意されています。
この他、「お弁当」ブランドは「エビ寄せフライ」や「カップに入ったエビのグラタン」、「揚げずにサクッとさん」ブランドは「ふっくら白身魚」、「米飯・グラタンなど」は「HOT!1」シリーズ等が代表的な商品です。
ニチレイと並び、日本の冷凍食品業界のトップを走っているメーカー。
それが、味の素冷凍食品です。
味の素冷凍食品の設立は、2000年とかなり最近です。
ですが、その名前でもわかるように、実際にはかなり以前から存在したメーカーです。
そう、あの「味の素」の冷凍食品部門が独立したのが、「味の素冷凍食品」なのです。
味の素株式会社は、1925年に設立された食品会社で、その会社名でもある「味の素」という調味料が爆発的なヒットを記録した他、「アジシオ」や「ほんだし」などの調味料で有名なメーカーです。
その他にも、様々な分野で主力商品を抱える巨大企業です。
そんな味の素の冷凍食品部門は、1970年に設立された「味の素レストラン食品」に端を発します。
その後、1974年には業務用冷凍食品事業へと参入。
既に操業していた群馬、四国の工場に続き、九州、中部地方にも工場を作り、全国展開を図りました。
味の素の冷凍食品部門は高い評価とニーズを集め、1997年には子会社の3社が合併し、「味の素フレッシュフーズ」という会社が発足します。
2000年には、さらに味の素の冷凍食品部門が統合され、「味の素冷凍食品」というメーカーが誕生しました。
全国展開、そして統合と、一度最大限まで広げた風呂敷を綺麗に畳み、様々なノウハウや技術を結集させ、より質の高いメーカーとなったのが、「味の素冷凍食品」という会社なのです。
そのため、設立は最近ですが、持っているノウハウは業界でもトップといえるでしょう。
様々な分野に着手しているニチレイですが、やはりそのメインであり、絶対的な存在となっているのは、ニチレイフーズの冷凍食品部門でしょう。
そんなニチレイの冷凍食品を、いくつか紹介していきます。
まず、ニチレイの冷凍食品の特徴としては「お弁当にGood!」というマークが付いている商品があります。
これは、お弁当に入れることを前提として作られた商品です。
そのため、お弁当のおかずを選ぶ場合にはこのマークを見れば良いので、非常に利便性が高いメーカーといえます。
「お弁当にGood!」マークが付いている商品の中でも特に人気が高いのは、「ふっくらジューシー ミニハンバーグ」「からあげチキン」「衣がサクサク牛肉コロッケ」「パリパリの春巻」などです。
これらの商品は様々なテレビ番組でも紹介されており、多くの人が一度は手に取ったことがあるものばかりです。
また、「お弁当にGood!」以外の商品でも、「本格炒め炒飯」や「甘えびシューマイ」「えびピラフ」なども高い人気を誇っています。
この中でも、特に代表的な商品に絞ると、「ふっくらジューシー ミニハンバーグ」と「本格炒め炒飯」の二つが広く支持を集めているのではないでしょうか。
ミニハンバーグは、その商品名の通り非常にジューシーで味が強く、子供に絶大な人気を誇っています。
炒飯も、パラパラの食感はもちろん、本格的な中華料理を出すお店で出されても、冷凍食品とわからないと言われるほど質の高い商品です。
数ある冷凍食品メーカーの中でも、特に高い知名度を誇っているのが、ニチレイです。
ニチレイは冷凍食品の主要メーカーであり、創立した頃から冷凍食品の分野に情熱を注ぎ続ける、冷凍食品のスペシャリスト的な会社でもあります。
そんなニチレイが誕生したのは、1942年です。
当時は「帝国水産統制株式会社」という名称で設立されました。
1945年には「日本冷蔵株式会社」と名称を変え、冷凍食品のメーカーであることをアピール。
以降、日本における冷凍食品の第一人者というポジションを守り続け、1985年には現在の名称でもある「株式会社ニチレイ」に変更し、今に至ります。
ただ、ニチレイは冷凍食品だけを手掛けているというわけではありません。
ニチレイグループの中で、冷凍食品を開発、販売している分野は「ニチレイフーズ」というブランドです。
この他にも、水産品、畜産品の加工、販売を行う「ニチレイフレッシュ」や、食品物流支援を行う「ニチレイロジグループ」、さらには美容や医療という分野へ参入している「ニチレイバイオサイレンス」などの部門があります。
また、「ニチレイフーズ」だけを見ても、冷凍食品の他、レトルト食品、ウェルネスフーズなど、様々な食品を展開しており、特に健康面に対してはかなり力を入れています。
冷凍食品の専門会社という印象が強いですが、実はかなり広い分野に着手している会社なのです。
もちろん、それを可能にしたのは、冷凍食品の主要メーカーという金字塔を打ち立てたからに他なりません。
どのような分野においても、メーカーが複数存在している場合は、競争が生まれ、そして比較が行われます。
各メーカー、様々なコンセプトの中で商品を開発、販売するため、同じ種類の物であっても、その質や特色には大きな違いが生まれるのです。
そして、これらのメーカーの数が多い分野は、競争が激化し、切磋琢磨するため、必然的に全体の質が上がります。
これは、冷凍食品に関しても例外ではありません。
冷凍食品を製造しているメーカーは数多くあり、日々競い合うことで品質は常に進歩しています。
特に、冷凍保存技術に関しては、10年前、20年前と比較すると、飛躍的な進化を遂げたといえるでしょう。
そういう意味では、メーカーが増えるということは、消費者にとっても歓迎すべきことです。
ただ、メーカーが多くなりすぎたことによる弊害もあります。
冷凍商品にできる料理や食材はどうしても限られており、あまりにも色々なメーカーが参入したことで、ひとつの種類の食べ物に対し、かなり多くの商品が存在することとなり、選ぶのに苦労するという状況が生まれたことです。
たとえば、男性に人気の高いチャーハンですが、主要メーカーが各々、それも複数の種類を販売しているため、かなり数多くの商品が市販されており、どれを選ぶか決めるだけで、相当時間が掛かります。
既にお目当ての商品があれば問題ありませんが、そうでない場合は、どの商品が美味しいのか、あるいは高品質なのか等という点で迷ってしまうのです。
それを解消するためには、どのメーカーにどんな特色があって、どの食品に力を入れているかということを知っておく必要があります。
各冷凍食品メーカーの特徴を捉え、買うべき商品を迷わず決められるようにしておきましょう。
「よくお世話になるおかず系冷凍食品」ランキングに続き、gooのランキングをもうひとつ紹介します。
それは「常備しておきたいと思う冷凍食品」ランキングです。
基本的に意味合いとしては同じですが、ひとつ違う点は、こちらには「男性版」と「女性版」があることです。
男性の好む冷凍食品と、女性の好む冷凍食品では、どんな違いがあるのでしょう。
まず男性版ですが、10位にフライドポテト、9位にコロッケ、4位に唐揚と、揚げ物が比較的多いランキングになっています。
また、ピザや海老ピラフなどもそうですが、「味が濃く、満足感のある食品」が際立った強さを見せているというのが特徴です。
5位に枝豆が入っている点も注目ですね。
お酒のつまみの定番として、高い人気を集めています。
上位TOP3は、チャーハン、うどん、焼きおにぎりと炭水化物系が独占しています。
女性版では「うどん」がトップ。
チャーハンは16位と低く、求めるものの違いが明確といえます。
意外と揚げ物も強く、2位にフライドポテト、5位に唐揚、9位にコロッケがランクイン。
カロリー志向という印象が強い女性ですが、実はそうでもないことがわかります。
その一方で、3位に「ミックスベジタブル」がランクインしている点も無視できない特徴です。
しっかりと食べつつ、野菜も摂取したいという明確な意図が見てとれます。
冷凍食品からわかる男女の食に対する意識の違いは、男性が「しっかりと食べたい」、女性が「手軽に食べたい」という点です。
男性の上位が主食独占なのに対し、女性の上位は4位の枝豆も含め、間食などでも食べられる物が多いことがわかります。
生産量上位の商品が実際に人気が高いかというと、実はそうとは限りません。
ここでは、それを証明するひとつのデータを見ていきましょう。
gooが行ったアンケート「よくお世話になるおかず系冷凍食品」のランキングを見ていきます。
10位にはカツ、9位には魚のフライと揚げ物系がランクイン。
カツは生産量5位なので、それと比べると人気面ではやや下回っていることがわかります。
反対に、魚のフライはコスト面やあっさり系の味が受け、上位に入りました。
8位はたこ焼き、7位はハンバーグ。
このあたりは生産量とほとんど同じ順位で、供給と満足度のバランスが安定していることをうかがわせます。
6位はポテトフライ、5位はコロッケ。
ともに揚げ物の定番ですが、生産量No.1のコロッケはここにランクイン。
際立って好き、という人はそう多くない一方で、あれば食べるという人が多い食品という印象なので、ある意味妥当な結果かもしれません。
一方、ポテトは子供の人気がかなり高いようですね。
4位はシューマイ。
3位は「その他」なのでとばし、2位は餃子です。
この二つは冷凍保存との相性が抜群で、ある意味冷凍食品の代名詞ともいえる存在です。
冷凍技術が発達する以前でも美味しく食べられた食品なので、幅広い層、特に高齢層から高い人気を集めています。
そして、栄えある1位は「唐揚」。
生産量では20位ですが、人気面では堂々のトップです。
唐揚自体が非常に人気の高い食品であることが大きく影響している結果でしょう。
そして何より、近年の技術で食感が飛躍的によくなったことも愛されている要因です。
人気の高い冷凍食品が、必ずしも生産数量が多いとは限りません。
というのも、生産量は重さなので、商品のシェアだけでなく、その食材の重さが関わってくるからです。
そのため人気の高い商品であっても、生産量の多い品目もあれば、意外と生産されていない品目もあります。
また、一般的に人気の食材でも、コスト面や製造過程の問題で、あまり冷凍食品に使用されないという物もあります。
たとえば、水産物を見てみると、魚やエビが多い一方で、カニの生産量はかなり少ないというデータが出ています。
カニは言わずと知れた人気食材ですが、冷凍食品に使用するには高価すぎるようです。
農産物の生産量においては、「じゃがいも」類がかなり多数を占めています。
フライドポテトをはじめ、コロッケなど、数多くの商品で使用されているからですね。
意外な人気商品が「ほうれん草」。
冷凍食品の中の野菜類においては、際立った存在となっています。
フライ類で生産量が多いのは、全品目でもトップのコロッケ。
それ以外では、カツ、魚フライ、鶏唐揚が目立っています。
一方で、いかフライやえびフライといった定番商品は、実はあまり生産量は多くありません。
炭水化物系統の食品は、うどんとチャーハンが圧倒的な生産量を誇っています。
うどんは、それだけで他の全ての麺類の量を上回っていますし、チャーハンに関しても、他の米類を圧倒しています。
冷凍食品市場において、この二つの商品は欠かすことのできない人気商品なのです。
反対に、パスタやおにぎりといった商品の生産量は、イメージほど多くないということになります。
国内において、そのシェアを急増させている冷凍食品。
その中でも特に生産量が多い品目は、果たしてどんな食品なのでしょうか。
2009?2010年の、国内の冷凍食品の品目と生産数量を見ていきましょう。
11?20位は、グラタンやピザなど若い子に人気の商品が多く見受けられます。
その一方で、おにぎり、魚類などの年配者向けの商品も結構あり、幅広い品目がランクインしています。
注目は、20位の「鶏唐揚」です。
圧倒的な人気を誇る商品ですが、あまり生産量は多くないようです。
6?10位は、餃子、シュウマイ、ミートボール、たこ焼きといった定番商品が並んでいます。
これらは冷凍食品におけるスタンダードであり、多くの世代から愛されている食品ですね。
お弁当のおかずとしての人気も高く、使い勝手が良い物ばかりです。
5位はカツ。
4位はハンバーグ。
いずれも若い人達が好んで食べる商品です。
特にカツは、近年の技術の発達によって食感がかなり改善され、人気を上げています。
3位はチャーハン&ピラフ。
冷凍食品のチャーハンは非常に味が良いと評判で、パラパラ感もあり、かなり人気が高いようです。
2位はうどん。
お弁当メニューではないので意外ですが、手軽に昼食に使用できる点が人気の要因で、特に女性に人気が高いようです。
そして1位は、コロッケです。
お弁当のメニューとしても、夕食のおかずとしても使える上、老若男女隔たりなく愛されている食材ということで高い生産量を誇っているようです。
購入した冷凍食品を実際に使用する場合にも、いくつか注意すべき点があります。
まず、全商品に共通する問題が「賞味期限」です。
冷凍食品というと、冷凍保存してあるのでいつまででも大丈夫、というイメージを持っている人が結構多いようですが、実際にはそういうことはありません。
冷凍食品にも、他の食品と同じように賞味期限が設定されています。
なぜ冷凍保存されているものに賞味期限があるのかというと、油を使用しているからです。
冷凍保存していても、油は劣化します。
そのため、冷凍食品には賞味期限が設定されているのです。
冷凍食品を保存したり、使用したりする際には、賞味期限を必ずチェックしておきましょう。
この他の注意事項は、調理方法です。
冷凍食品を解凍する方法は、いくつかあります。
その中でも特に多いのは、「電子レンジ」「ボイル」「フライ」の三つです。
この中でも、特にほとんどの商品で利用できる調理方法は、電子レンジです。
揚げ物に関しても、直接油に入れるという方法がスタンダードのように思えますが、実際にはレンジで十分に美味しさを引き出せる商品が多くなっています。
冷凍食品を使用する家庭にとって、電子レンジはなくてはならないものといえるでしょう。
そんな電子レンジを使用する場合にも、注意が必要です。
その商品は電子レンジを使用して良いのか、パッケージを破って使用しないといけないのか、袋ごと入れて温めなければならないのか等の使用方法を、しっかりと商品ごとにチェックしましょう。
お店で冷凍食品を購入した場合は、その持ち帰りの際にも注意が必要です。
特に、暑い夏場に関しては、細心の注意を払わないと帰る途中に溶けてしまい、品質の劣化、あるいは腐食という可能性が出てきます。
冷凍食品を購入する時には、なるべくショッピングの最後に手に取るように心がけましょう。
また、冷凍用の氷やドライアイスなどが店舗内に置かれている場合は、ビニール袋に氷を詰め、そこに冷凍食品を入れてから持ち帰るようにすると、かなり持ちます。
もし家が遠く、徒歩や自転車などで買い物に来ていて、帰るまで時間が掛かるというような場合は、新聞紙に包んでもらいましょう。
新聞紙は保温効果に優れており、直射日光から守りやすい素材なので、それで二重、三重に包んでおくと、溶けにくくなります。
家に帰り、冷凍状態が保たれていたら、次は家庭内での保存ということになります。
マイナス18度以下での保存が必要なのは、お店だけでなく家でも同じです。
冷凍庫の温度設定をあらかじめ確認しておきましょう。
基本的には、冷凍庫やフリーザーの購入時にはその温度内に設定されているので、いじっていなければ問題はありません。
家庭内で冷凍食品を保存するにあたって注意する点は、あまり冷凍庫内を閑散とさせない、ということです。
冷凍庫の場合、冷蔵庫内のように物を多く入れすぎると冷却機能が下がる…ということはありません。
逆にスペースが多いと、冷凍機能をフルに発揮できません。
隙間なく詰め込んだ方が、冷凍効果が上がると言われています。
冷凍食品を買い過ぎて冷凍室がパンパンになっても、それで損をするということはないのです。
数多くのメリットがある冷凍食品ですが、注意点もいくつか存在しています。
もちろん食品なので、食品共通の注意点がある他、冷凍食品ならではの注意点もあります。
それらをしっかりと覚え、冷凍食品によるトラブルを可能な限りゼロにしていきましょう。
冷凍食品の注意点として、まず購入時におけるケア項目をいくつか紹介します。
まず、そのお店の冷凍保存状況をしっかりと確認しましょう。
冷凍食品は、マイナス18度以下での保存が必須となっています。
つまり、それより高い温度の場合は、品質の劣化が懸念されるということです。
ここで重要なのは、そのお店の冷凍スペースの温度ではなく、冷凍食品の陳列状況です。
さすがに、マイナス18度以上で保存しているお店はほとんどないでしょう。
ですが、陳列の仕方によっては、商品の中にマイナス18度以下で保存できていない物が出てきてしまっている可能性があるのです。
お店の冷凍スペースには、「ロードライン」という線が存在します。
このロードラインより下に詰まれている物に関しては、その機器の冷凍機能を完全に発揮した状態で保存されていると考えられます。
ですが、もし多めに詰まれている状態で、ロードラインより上に商品が出てしまっている場合は、その商品は品質が劣化している恐れがあります。
また、仮にロードラインの下にちゃんと並んでいても、カチカチに固まっていない場合は、注意が必要です。
購入の際には、包装がしっかりとしていて、さらにカチカチに固まっていて、ロードラインの下に並べられている商品を選ぶようにしましょう。
いくらコストが安い、保存がきくとはいっても、食品において最も重要なのは、やはり「味」です。
冷凍食品を敬遠する人の中には、「どうせ冷凍食品なんて美味しくない」という先入観を抱き、食わず嫌いになっている人が多いのではないでしょうか。
これには相応の理由があります。
というのも、確かに昔の冷凍食品は、味や食感の面でいまひとつ…という商品も少なくありませんでした。
特に、揚げ物はベッチャリになってしまい、せっかくの食材が台無しという商品も、ゼロとはいえなかったでしょう。
そういった冷凍食品しか食べたことがない人は、現在においても冷凍食品に悪いイメージを抱いたままかもしれません。
ですが、技術の進歩は、想像を超えて凄まじいものなのです。
冷凍食品の製造方法は、年々進化を遂げています。
それに伴い、食感や味に関しては、一昔前とは比べものにならないほど質を上げています。
たとえば、から揚げや魚のフライといった揚げ物ですが、近年の冷凍技術では、これらをかなり揚げたてに近い形で保存することができています。
そのため、解凍して食べる際、ベッチャリとした食感になることはなく、むしろサクサク食べられます。
その上で、味の方も油でネットリということはなく、食材を活かした美味しい味付けになっています。
冷凍食品の味の傾向としては、やや濃いというのが一般的です。
そのため、特に子供に対してのウケが良いようですね。
わかりやすく、はっきりした味付けの物が多い点が、子供のお弁当としてよく利用されている理由のひとつといえます。
コスト面における冷凍食品のメリットは、やはりその費用対効果にあると思われます。
何と言っても大きいのは「保存できる」という点です。
たとえば、お弁当のおかずにハンバーグを作るとしましょう。
その場合、挽肉などの材料を購入して調理します。
ここで重要となってくるのは、挽肉の量です。
ワンパック50gくらいで売っていれば、それで小さいハンバーグを作ることは可能ですが、実際にはなかなかそのような小出しの商品はなく、最低でも100gくらいの量で売られています。
しかも、500gや1kgのパックと比べると、若干割高というケースも多いものです。
挽肉100gパックを購入し、それでお弁当用のハンバーグを作るとなると、かなり材料が余ってしまいます。
余った材料は冷蔵庫で保存することになりますが、挽肉は傷みやすく、すぐに変色し、使う上で抵抗が生まれてしまいます。
冷凍保存した場合でも、それは同じです。
場合によっては、そのあまりを捨ててしまうことにもつながるでしょう。
その点、冷凍食品の場合は、一度使用した商品を冷凍庫に入れておけば、何も変質させることなく、次の週にも使用できます。
非常に高いコストパフォーマンスが発揮されるのです。
しかも、スーパーなどではかなり安売りされることが多く、非常に安価での購入が可能で、場合によっては手作りするよりもかなり安くおかずを揃えることができます。
冷凍食品は物持ちが良いというだけではなく、価格においても大きなメリットとなる商品なのです。
近年、冷凍食品が普及した最大の理由。
それは、お弁当に使用する上で、非常に大きなメリットがあるからだと言われています。
昼食は家から持って来たお弁当で済ます、という社会人もかなり増えてきており、お弁当需要というのは非常に多くなってきているのです。
冷凍食品がお弁当にもたらすメリットは数多くありますが、特に大きいものでは「おかずのバリエーションが豊かになる」という点でしょう。
手作りだと、どうしても種類を多く作るのは大変です。
手間もお金も掛かります。
ですが、冷凍食品の場合は、こういった問題点が全てスポイルされるのです。
たとえば子供のお弁当を作る場合、できるだけおかずは多く、栄養豊富にしたいと思うものですね。
肉類、魚、野菜、デザート…各種揃えることで見栄えもよくなり、健康にもプラスになります。
何より、飽きられないという点が大きいですね。
冷凍食品の場合、これらのおかずを各種揃えて小出しにし、残りは冷凍庫で保存するという使用法が簡単にできるというのが大きなメリットとなります。
冷凍庫のスペースに余裕がある場合は、あらかじめ多くの冷凍食品を買いためておき、その中から一週間のメニューの組み合わせを考えて少しずつ使っていくという方法も可能です。
おかずを考えるだけでも相当苦労するお弁当作りにおいて、これほど力強い味方はないでしょう。
非常に多くの種類のおかずが販売されているので、お弁当作りには最適な商品といえます。
安全面、衛生面に関しては、技術的な問題は全くない冷凍食品。
腐敗や食中毒といった、食の問題としてよく取り上げられるトラブルも、急速冷凍&低温貯蔵の冷凍食品とは無縁のもので、非常に安全な技術といえます。
この点に関しては、近年かなり理解が進んでいるようです。
ただ、「冷凍」という技術に関して、それが食材の質の低下を招くのでは…?という疑念は、多くの人が抱いているものと思われます。
実際、生肉や魚、あるいは野菜などを冷凍保存して、しばらく経ってから解凍、調理をした場合、少なからず風味という点で劣化しているケースは多々あります。
そのため、「冷凍=風味の劣化」という印象が、かなり根強いのではないでしょうか。
結論からいえば、これは誤った先入観です。
確かに、冷凍したものを解凍した場合、食材の風味が損なわれているケースはあります。
ただし、これは家庭用の冷凍冷蔵庫で冷凍した場合です。
ある程度時間をかけて冷凍していく間に食品の組織が壊れ、風味や栄養素が損なわれるということは、現実に起こり得ます。
ですが、冷凍食品の場合は「急速凍結」という技術を用いています。
この技術なら、食品の細胞が壊れず、風味をそのまま閉じ込めることが可能なのです。
マイナス18℃以下での保存を続けていれば、ビタミンCなどの栄養素がほとんど損なわれないということも、研究によって明らかになっています。
実際、多くの有名な料理人が、冷凍食品に対して好意的な意見を述べています。
保存性という点だけではなく、味、風味、栄養という面においても、冷凍食品は優秀なのです。
1990年代になると、一気に冷凍食品の幅が広まってきます。
元々は「冷凍することで保存ができる」という概念から生まれた技術なので、保存というメリットを前面に打ち出した技術として人気を博しました。
特に、大量に食品を保持しておく必要があるレストランや喫茶店などにおいて、各食材、クリームやケーキ類、あるいはピザ、グラタン等といった日持ちしない食品を冷凍し、流通するという「業務用冷凍食品」は多くの利用者を生み、冷凍食品という技術は、食品市場において欠かせないものとなっていきました。
さらに、技術の飛躍的な進歩によって、それまでにはあり得なかった「揚げ物」や「焼き魚」「肉類」などの食品までも冷凍食品として生み出され、お弁当のおかずとしての市民権を得ていったのです。
その一方、根強い不信感が残されていたことも、事実としてありました。
食材を冷凍したからといって、ちゃんと品質が保存できるのか…という疑念は、比較的早く払拭できたのですが、「冷凍することが前提なので、あまり品質がよくない物を使用しているのでは」「他の調理で余った物ばかりを使っているのではないか」といった疑念は、常に持たれていました。
特に、食材に関しては輸入によって賄われている部分も多く、その点への不安は多くの人が抱いています。
実際、2000年代に入り、中国から輸入した冷凍ほうれん草から残留農薬が検出されたり、冷凍餃子から有害物質が検出され、被害者が出たりするなど、ショッキングな事件もありました。
しかし、これらの例外的な問題を除けば、冷凍食品という技術は安全面、衛生面に関しては全く問題がなく、それは科学的な観点からも保証されています。
重要なのは、その技術を使う人達、関わる人達のモラルということです。
今でこそ、当たり前のようにスーパーやコンビニに陳列され、食卓に並んだり、お弁当箱の中に入れられたりするようになった冷凍食品。
この技術が確立されるまでには、結構な時間が掛かりました。
冷凍食品の歴史を紐解くと、まず「ジャム」という食材が一番最初に出てきます。
ジャムはあまり日持ちせず、カビが生えやすい食品として有名です。
そんなジャムに加工するイチゴを、できるだけ新鮮に郵送したいというリクエストがアメリカにおいて生まれ、それを冷凍という技術で満たしたのが、冷凍食品のそもそもの始まりと言われています。
これは1900年代初頭のことでした。
以降、食品を冷凍保存するという概念は急速に広まり、主に郵送のための技術として取り入れられました。
一般家庭に冷凍した食品が広まったのは、1920年代のことです。
この時期に、冷凍機能を有した冷蔵庫が普及しはじめたのが大きな要因です。
日本では、その10年後くらいに冷凍食品の始祖ともいえる冷凍フルーツが普及しはじめました。
その時代の日本において、冷凍食品の技術は果物を保存するためのものだったのです。
その後、冷凍食品の普及はあまり進まず、本格的に一般家庭に「冷凍した食品」が広まったのは、1960年代と言われています。
高度成長期にあたるこの時期、テレビが普及し、食生活も豊かになってきたこと、さらには様々な価値観が生まれたことで、冷凍食品に対する関心も高まっていきました。
この頃は特に「冷凍みかん」がブームとなり、多くの人が冷凍された食品に対して好意的な印象を抱いていたようです。
以降、東京オリンピックを機に、電子レンジの誕生、普及、オーブンレンジの誕生など、冷凍食品に有利な環境が整い、その存在は完全に一般的となったのです。
そもそも、冷凍食品とはどのような商品を指すのか。
基本的には、多くの人が「冷凍食品コーナーに売っている商品」という認識なのではないでしょうか。
もちろんそれは間違いではありませんが、定義という意味では、少々傾向が異なります。
冷凍食品には、冷凍食品として認められるための要素がいくつかあるのです。
では、それを紹介していきましょう。
冷凍食品の定義は、実はひとつではなく、様々な基準、法律が存在しています。
そのため、一概に「これを遵守しているから冷凍食品」「これを守ってないから冷凍食品ではない」とはいえない面もあります。
ただ、その中にあって、世界共通の定義も存在します。
それを満たしている商品は、間違いなく「冷凍食品」のカテゴリー内に入ると考えて良いでしょう。
まず、「下処理がなされている」という点。
可食部分のみを使用し、それ以外を処理しているということです。
魚であれば、内臓を取り出していたり、頭や骨を取っていたりしている、といった形になります。
次に、「急速冷凍がなされている」という点。
食品は急速冷凍をしないと、組織が壊れたり、変質したりして食材が劣化します。
そのため、短時間で「最大氷結晶生成温度帯」と呼ばれるマイナス1?5度の冷凍処理が行われている商品が、冷凍食品となり得るのです。
三つ目は「品温がマイナス18℃以下に保たれている」という点です。
これによって、ほとんどの食材において1年以上当初の品質がそのまま保たれると言われています。
最後に、「適切な包装がなされている」ということも挙げられます。
これは、商品として当然のことですね。
ちょっとした食事、お弁当の具…世の男性にはなかなか知る機会がありませんが、こういった物を作るのは非常に大変だったりします。
料理というものは基本的に数人前を作る事が前提となっており、レシピにしても、材料にしても、調理器具にしても、少量の食事を作ることには向いておらず、下手をしたら3?4人前の料理を作るより、1人前のおかずを作る方が手間が掛かってしまいます。
よって、特に弁当に入れる少しのおかずを作ることは、効率としては決してよくないのです。
かといって、ある程度の量を作り、それを夕食に回す…ということをすれば、昼間に食べた物をまた夜に食べるのはイヤだ、と言われる始末。
そういう意味では、お昼、それもお弁当のおかずというのは、世の主婦にとって天敵ともいえる存在なのです。
そんな主婦の悩みの種を、たちどころに解決してくれる存在。
それが、冷凍食品です。
冷凍食品が世に出てかなりの年月が経過しましたが、その市場は年々増加傾向にあります。
近年では、テレビ番組でその完成度の高さ、味の良さ、質の高さが紹介されることも増えており、冷凍食品に抵抗があった世代の人たちも、かなりの割合でその本当の姿、特に安全性と味に関して、先入観を取り除いて判断できるようになってきているのではないでしょうか。
冷凍食品が高い人気を集める大きな理由は、少ない量のおかずを簡単に用意できる点ですが、それだけがウリではありません。
改めて、冷凍食品の技術がどれだけ進歩しているか、詳しく見ていきましょう。